ロンドンのメイクスクール時代のモデル撮影。
モデルさん、16歳。
綺麗なところを探すのが難しいくらい肌荒れしていて、ニキビと目の下のクマが酷かったんです。
この日は自分の作品撮りで、複数のプロのモデルさんがいて、撮影の流れで私達生徒に割り当てられていきます。
私が担当するのはこのモデルさんになると分かった瞬間から頭をフル回転。
誰が見ても肌状態が酷すぎたから。
周りの人は私に同情。
どうやったって綺麗な作品にはならないでしょう・・・と。
それでもコスメをブレンドしたりして、写真の状態に持っていきました。
まぁアップで見ると全然隠し切れないものはありますが、赤ニキビ白ニキビで凸凹肌とは見えないくらいに。
以前作品を撮影したモデルさんは、CMにも出てるようなバリバリのプロだったので完璧な肌だったんです。
チャチャっとメイクしたらパーフェクトビューティーが完成。
性格も良い人で最高!
でも、肌荒れしていたモデルさんの方が思い出深いんですよね。
自分の大切な作品撮り
モデルの絶不調な肌状態
与えられた課題限られた時間
プロのスタイリストやカメラマン、モデルエージェントが見ている緊張感
外国人は私だけ
この究極の試練に対応したことが大きな転機になった気がしています。
終わったときには同情していた全員が
どうやってあの肌をメイクしたんだ?
よくやった‼️
とねぎらってくれ。
このときの経験から
無いなら作る
与えられた条件の中で最善を尽くす
ことを覚えたような。
結局試練の方が人は確実に成長するんですよね。