どこかで聞いた言葉です。 私の人生ピンチしかない。何一つスムーズにうまくいったことなんてないんです。 今回、ずっと使っていた脱毛用のワックスがメーカー側の都合で廃盤になりました。 作れないことはないのですが、かなりのコストがかかる。それだけの費用をかけて在庫を抱える選択肢はありませんでした。 その商品の前に使用していたものも、メーカー側の業務譲渡でいきなり環境が変わり、大ピンチ。必死に探して現商品を見つけた経緯があります。 必死というのは、選んで選んで扱う商品を決めるんです。これじゃなきゃ!というのがないと絶対にダメ。自分が本心から良いと思えなければ、とても人には勧められません。 変に目が肥えてしまっているので、自分を納得させるのが実は一番大変です。 そして今回。あれだけ探した商品を超えるものは難しく、もうワックスは取り扱うのやめようと思いました。 でも性格なんですが、何かを止める選択をするとき、”もっとやれば良かった”と思いたくないんですね。人に対しても物事も、「自分はできるだけのことをした」と思いたい。それでも通じないなら、それはもう関わるべきことではないのだとスパッとサヨナラです。 今回も最後の念押しで探しました。 日本は全滅。 海外からサンプルを取り寄せて試すも(そのメーカー曰く、ヨーロッパやインドのサロンではシェアNO.1!)、納得できる品質ではなく。 諦めかけたときにふと、ロンドンで使ったワックスは何だったのかな? 古いノートを引っ張り出すと、書いてありました!「先生オススメワックス」と。 検索して問い合わせ。 ・・・思い出しました。 実は数年前にも問い合わせていたんです。 当時は返信がありませんでした。海外に問い合わせても返信は来ないか、来てもとても淡白で事務的なのが常。『取り扱いたいなら〇〇〇円分購入が必要です』とか。 また無視だろうな。。。思いながらも、以前とは違い、想いを込めた文を書きました。ダメ元でした。 が即、返信が来たんです それからサンプルを送ってもらうまでのスムーズさと来たら 金曜に注文して月曜には届くというありえないスピード。 海外と取引してノーストレスなのは初めての経験でした。 肝心のワックス。 最高でした。 流通しているワックスは松ヤニが主成分であるものがほとんどです。私はずっと松ヤニじゃないものを探していました。理由は長くなるのでまたの機会に。 海外製のものも、松ヤニ(ロジン)がほぼ100%。 でも、今回のワックスは松ヤニじゃないんです。これだけでも奇跡。 肌への負担の少なさ、扱いやすさ、香り、形状、容量、パーフェクトです。間違いなく、史上最高。 その後のやり取りでもこちらの事情を汲んでくれ、社長自らさまざまなオファーをしてくれました。メールも時差がないくらい即返信が来て、とても丁寧。 メール返信来ないだろうな、と諦めてたらこの展開はありませんでした。ワックスが廃盤になったのは、この出会いのためだったのだとさえ思えてしまいます。 一見不幸に見えることが、実は幸せに繋がっていることってたくさんあります。 ただ。ピンチをチャンスに変えるのは自分自身の行動以外、なにものでもないんですよね。
9月に発売する予定です 発表できるのが待ち遠しい
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