眉メイクが下手な人は少なくなった
昔に比べて、メイクが下手な人確実に減りました。
特にこの10年ほどの変化は、美容の仕事に携わっている者としてまざまざと感じるほどです。
スマホの出現が大きいと思います。
最初のきっかけはカメラ機能で写真を”撮る・見る”ことが生活の一部になったこと。
友人と集まったときにパチリ。
否が応でも自分と他人の顔を客観的に見ることになります。
自撮りが一般的になってからは、さらにこんな気持ちを加速させました。
もっと綺麗になりたい!
その後SNS、YouTubeを活用するようになり、自分をグレードアップする術や情報を手に入れられるようになったことで、多くの女性のメイク技術は明らかに向上しました。
ビューティーアプリの功罪
既に現代は”メイクを頑張る!”というより、写真に映る自分がイケているならそれでOK!という時代に入っています。
鏡ではなく、ビューティーアプリで加工した顔が本当の自分だと思う人がいるのも事実です。
カメラを覗けば綺麗にメイクされた美しい顔が一瞬でできあがり、メイクが上手くなりたい!という価値観さえ変わっていくのかもしれません。
整形手術も一般的になりました。
ある整形外科医によれば、
”アプリで加工された自分の顔に整形したい”というオーダーが急増しているとのこと。
ちょっと目を大きく、ちょっと鼻を高く・細く、ちょっと顔を小さく、ちょっと口のバランスを整える
実はフルカスタムなんです。一番難しいオーダーのようです。
依存症にならないためには、ビューティーアプリはそれほど本来の顔とは違うものを写しているという認識が必要です。
心あたりのある人にも、これからお話しする内容は是非知っていただきたい情報です。
眉メイク下手の人は圧倒的に〇〇が分かっていない
そんな便利な時代になって、明らかにメイクが下手という人はまず見ないけれど、やはり眉については難しいと感じている人が多いのも事実。
いわゆる残念眉の人は自分の顔が分かっていないんです。
眉は
- 眉頭
- 眉山
- 眉尻
の場所が大切です。
知ってるよ!と思われると思います。
残念ながら、知ってることと活かすことは全く別。
眉が上手く描けない人はこの3つを自分の顔に当てはめる方法を知らないのです。
YouTubeの先生達は人の顔。
どれだけ詳しく解説してくれても、それを自分に応用したとき調整が必要なのは当然のこと。
眉メイクが下手な人は、圧倒的に”自分の顔”という基本を研究していません。
料理に例えるなら、パンを作る材料は、小麦粉、バター、塩、などであることは知っていても、作り方を知らないようなもの。
どんな道具で、どんな順序で、どんな力加減で作るのか。
そして最も大切なのは自分が美味しいと感じる仕上がりにすることです。
もちろん、時には他者の口に合わせて作ることもあります。
でも基本は一生付き合っていく自分に合わせるべきなのです。
眉メイク下手から抜け出す方法
具体的にどうすればいいのか?
- 眉頭
- 眉山
- 眉尻
まず、この3点を意識しながら
自分の顔を穴が空くほど見て、触って、左右の違いを研究してみてください。
例えば、こんな自分だけの特徴が見えてきます。
- 眉頭が細い
- 眉頭が離れ過ぎ・近過ぎ
- 右の眉山の毛が多い
- 左の眉尻が凹んでいる
- 眉山が盛り上がってる
- 眉毛の濃さがバラバラ
その後その特徴や左右差が無くなるように、眉毛を描いてみてください。
例えば
- 左の眉頭が細いなら右と同じ太さに描いてみる
- 右の眉山の毛が多いなら、抜く前にコンシーラーかファンデーションで塗りつぶして左右のバランスを確かめてみる
- 濃さがバラバラなら薄いところを埋めて、濃いところは色を加えない。または場所によってパウダーの色を変えてみる
抜いたり剃ったりするのは最後の手段です。
パン作りだって回を重ねるごとに上手くなるように、眉を上手く描くのも練習が必要です。
是非自分の顔は自分だけのバランスがある!と意識してみてください。
眉メイクを上達させる方法:まとめ
- 眉が上手く描けない人は自分の顔が分かっていない
- 知識があることとそれを活用できることは全く別
- 自分の顔の特徴を視覚と触覚で掴む
- どこのバランスが悪いのか・どうしたら改善できるのかを具体的に研究
- 実際にメイク道具を使用して気になるバランスを直してみる
- 練習を重ねる←最重要