眉の黄金比

この記事では眉の黄金比はどんな意味を持つのか、黄金比の長所と短所、本当の美眉とは?を紹介しています。

目次

美には法則がある

美しく見えるものには比率があります。これを黄金比と呼びます。

詳しい説明はこちらのwikipediaを

黄金比=美しい

だから、美しい顔にしたかったら黄金比に当てはめればいい。

黄金比メイク、黄金比で整形などが生まれるのは自然な発想です。

眉の黄金比

  1. 眉頭・・・小鼻の中央のライン
  2. 眉山・・・小鼻の外側から黒目のライン
  3. 眉尻・・・小鼻の外側から目尻のライン
  4. 眉の水平位置・・・眉頭下と眉尻下ラインを合わせる

眉の黄金比は、上の写真のように鼻や目を基準に測ります。

眉の黄金比の長所

黄金比は分かりやすく、誰にでも当てはめることができます。

簡単で、眉を描く時の一つの目安になることは間違いありません。

全く眉を描いたことがない人、描き方が分からない人にとって、黄金比は必要なツールです。

眉を描くことが難しいと感じる人にまず試していただきたいのが、黄金比を参考に眉の4つのポイントを意識することです。

眉の黄金比の短所

実は

普段メイクをしている女性で、眉の黄金比を知らない人はとても少数派

誰でも一度は上の画像を目にしたことがあるくらい、女性誌では毎月眉メイク法は特集されていて、ネットにも情報は溢れています。

それだけ常識化されている眉の黄金比があるのに、なぜ眉メイクの悩みは消えないのでしょうか。

眉の黄金比の短所は

  1. そもそも他のパーツが黄金比ではない
  2. 眉の生え方が不揃い

1.鼻が大きく、目が小さく、内側に寄っているようなパーツバランスもあります。そもそも人の顔は他のパーツが黄金比ではありません。顔の形や面積も人それぞれ。単純に黄金比を当てはめただけでは綺麗な眉にはなりません。

2.黄金比で眉を描いても、そこから大きくはみ出した眉毛の場合、整え方が分からない眉の表情筋や骨格によっても見え方が変わってきます。

例:表情筋の違い・不揃いな眉

魅力は黄金比じゃない

美しいと感じる比率を黄金比と言います。

でも

美=魅力

とは言い切れません。

人気者の芸能人も黄金比ではないことがほとんどです。
むしろ整い過ぎた顔は売れないというくらい。

アメリカの画像加工職人が、ハリウッドスターの顔を黄金比に当てはめていく動画を公開したことがあります。

加工後は、誰もが本来の魅力が完全に失われた顔になりました。

そこではじめて、

あ、この人は大きい口が魅力だったんだ

目が大きければいいわけじゃない!

独特のバランスが魅力なのだと気付かせてくれる動画でした。

整形大国の韓国では、ミスコリアの候補者達がほとんど同じ顔に見えると話題になったことがあります。

黄金比を追求すると当然、似たような顔になっていきます。

本当の美眉とは

眉を描くのが難しいと感じている人、苦手な人、どこから練習すれば良いのがわからない人に黄金比は有効です。まずは4つのポイントを押さえて自分の顔に印をつけながら眉を描いてみてください。

一方で、黄金比を卒業できた人こそが実は上級者。

人の顔の魅力は黄金比では生まれません。

眉を描くとき、黄金比のあとはその人の顔に合わせてアレンジが必要です。
どんなときも、最初に来るのはその人自身の個性。

人は誰でも自分だけの魅力があります。

「本当の美眉」とはその人の魅力を引き出す、黄金比では測れないオリジナル比率

是非自分の、お客様の良いところ探しをしてみてください。

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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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