シンガポールからの受講生
シンガポールからブロウアーティスト講習にお越しいただきました。
コロナの影響で2ヶ月遅れの講習開催となってしまいましたが、こんな時代だからこそ様々な選択肢やスキルは持っていたいもの。
海外からの受講生も多いのですが、海外では日本では禁止されている技術もできます。
- 眉ティント
- パーマ剤を使用したブロウラミネーション
- アートメイク
国によりますが、東南アジアの多くの国では無資格でこれらの技術ができます。
日本ブランドの信頼性
そんな自由な国にいるのに、海外から眉技術を日本に学びに来る方は後を断ちません。
日本では、何をするにも薬事法の壁、美容師免許の壁、アートメイクに至っては医師免許の壁まであります。
美容師免許を取得しても眉技術が身につくわけではありません。
医師免許を取ったなら、眉の刺青を入れるのではなく、人命を救って欲しいと思ってしまいます。
薬機法の壁にいつもぶち当たってきた身からすると、どんなものにもリスクはあるんだからこれくらい・・・と思うことが多々ありました。
矛盾を感じることばかりです。
でも、その矛盾こそが日本(製)への安心と信頼を得ているのは事実です。
ティントが使えなかったから、EVOKE BROWSが生まれました。
薬機法に則り、手軽で安全
ノンケミカルブロウラミネーションも同じです。
規制があるから知恵を絞り、最善の商品を創り出し、それが海外から高い信頼を得ていることに繋がっています。
現在の規制が100%良いとは言えないけれど、そんな側面があることも、事実です。
日本の眉毛技術の未来
トレンドのほとんどは欧米から生まれています。
ただ、欧米人とアジア人は身体的な特徴もセンスも違う。
全く同じものを持ってきてもやはり難しいんですね。
なぜ自由な国の人がわざわざ日本の技術を学びに来るのか、残念ながらその価値に気づいている日本の技術者はとても少ないと感じます。
自分がどこを向いているのか、誰の情報を信頼するのか、これからの時代、自分なりの判断基準を持つことはとても大切になるでしょう。