韓国ドラマmine主演女優に見る眉メイクのバランス

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mineにハマる

楽しみにしていた韓国ドラマmineが最終回を迎えてしまいました。

本当に韓国ドラマはエグくてありえなくっておもしろい。

日本や欧米のドラマと大きく異なるのが、悪役の存在。

どんなストーリーにも悪役は出てくるけど、

韓国ドラマの悪役は、人間が持つ嫉妬、欲深さ、トラウマや陰の部分をこれでもかというほど表現するんですよね。

『こんなに底意地悪い人間いない!』と思うけれど、そこまでやってくれるから作り物としてたまらなくおもしろいし、視聴者はヒロインに感情移入してしまうのだと思います。

mineは途中まで悪役と思っていた人が改心したり、その逆もあったり登場人物の印象がオセロのように変わっていったことに見応えがありました。

イ・ボヨンさんとキム・ソヒョンさんのヘアメイク

そして職業柄必ず注目してしまうのがファッション&ヘアメイク。

このドラマは財閥一家が主人公だったこともあり、最初から最後まで女優さん達、ファッションショーのようでした。

イ・ボヨンさんは着せられてる感がある服もあったけれど、キム・ソヒョンさんは何を着てもカッコ良かった。

体型的に骨格診断だとナチュラルタイプで、いわゆるザ・モデル体型。

知的さと大人の女性の風格があって、観ながらこういうタイプの大人の女性って本当に少ないなと感じました。

成りたくてもなれるものじゃないから。

真似しやすいのはイ・ボヨンさんのキレイ&かわいい(もちろんイ・ボヨンさんは類稀なる美貌ですが)。

キム・ソヒョンさんのスタイルはきっと、持って生まれた体型や、重ねた経験からくる強さやしなやかさが無いと無理。
日本だと天海祐希さん、冨永愛さんみたいな感じかなと想像します。

引用:TVN

上のツーショットのを見て下さい。

眉は二人とも手を加えてないかのようなナチュラルさ。

今のトレンドは”毛流れを生かす眉”だけれど、イ・ボヨンさんの眉は毛流れも整えていません。

話は逸れますが、

講習ではいつも、ブロウラミネーションについて、眉毛の毛流れをガッツリ上向きにしたり、整え過ぎるのは人を選ぶ施術であること。

そして”今だけのトレンド”ですよ。”と伝えています。
(因みにノンケミカル・ブロウラミネーションは、トレンドも人も選ばず、不自然な仕上がりにならないのがすごい!

もしこのイ・ボヨンさんの眉毛の毛流れが上向きに、形も綺麗に整えられていたらキャラクターの印象自体が別物になるでしょう。

ちなみにこちらが整えた眉。完璧な美しさです。

引用:LANCOME

下は色の大切さもわかる写真。

引用:News1

イボヨンさんは明らかにブルーベース。イエローベースよりのヘアカラーと洋服だと、本来の透明感のある肌色がくすんで見えます。

ちなみに、

パーソナルカラーは、”似合う・似合わない”ということではなくより自分を綺麗に見せてくれる色だと考えてください。

「私はイエベだからブルベは似合わない。」と極論で話す人、多過ぎ。

美容関係の勉強をしたい人、

自論を肯定するために他者を否定したり、貶めたり、0か100かでしか話さない人に学ばない方がいいです。

特にメイク(もちろん眉も)や色は正解なんてありません。

決めつける時点でセンスがない証拠。

そしてキム・ソヒョンさんの別ビジュアルはこちら。

引用:BAZAR

上の画像はどちらもゴージャスだけど色使いによって印象が変わっています。

下は眉の長さの比較。

よく”若見え眉”は眉を短めにというけれど、あくまで一般論であって顔のバランスは人それぞれ。

大きく印象を変えるのがパーツバランス、髪型と色

こちらの写真、上の眉が長い方が若々しいと思いませんか?

上は眉は長いけどアイラインは長くない。下はその逆。

これもメイクの一般論には当てはまらないバランスだけど、それぞれ意味があります(長くなるので割愛)。

そして上は髪型によって”縦”を強調、スッキリした小顔に見えます。対して下は頬骨にヘアーのボリュームがあることで顔幅が広く見えています。

芸能人からメイクを学ぶ

「どうやって眉を勉強したらいいですか?」

よく訊かれる質問です。

一番はたくさんの人に眉を描く経験をすること。

これはなかなか難しい、という方はドラマや映画をたくさん観て下さい。

とてつもない情報の宝庫です。

この俳優さん好きだな、と思ったら是非その人が出演している別の作品をたくさん観て下さい。

そして韓国ドラマを題材として勧めるのは、こんな理由から。

  1. バリエーションの豊かさ
  2. 日本人と容姿感覚が近い
  3. メイク技術も色の組み合わせもレベルが高い(アートに近い発想)

日本は基本ナチュラルだったり、”かわいい”が文化です。
『大人女子』という言葉をなんの抵抗もなく受け入れている人も多いけれど、
韓国は、ピュア、かわいい、かっこいい、セクシー、ゴージャス、マダム、アジュンマ(おばさん)と表現の幅が広い。

物事は表裏一体で、おばさんメイクを研究するとおばさんに見えないメイクが分かってくるもの。

人は、何通りものイメージを表現できると私は思っています。

全ての人に同じ眉を描くよりも、一人の人に何通りもの眉を描ける方がよっぽど腕があるものです。

どれが似合うのか、と一つに絞るのではなく、気分転換に違うイメージにしてみよう!と思って楽しめるのがヘアメイクの良いところ。

是非自分自身の顔で練習してみてください。

ちなみにこのドラマ、メイクの主役はアイラインでした。

イ・ボヨンさんもキム・ソヒョンさんもアイラインがめちゃくちゃ綺麗だった!
Netflix入ってる方は是非チェックしてみてください。

完全に影響された私は、アイライン5種類を購入し(めちゃくちゃ良いの見つけた!!)、髪をバッサリ切ったのでした。

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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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