BTSジョングクさんの眉解説

歴史に名を残す存在

BTSすごいですね。

K-popとかアイドルに興味がない人が見てもそのレベルの高さは誰もが認めるのではないでしょうか。

私はまだメンバーの区別がつかないレベルですが、popな音楽とダンスには目も耳も奪われてしまいます。

コロナになって、世界におけるアジア人の存在感が悪い意味で増したけれど、BTSのエンタメ業界における功績は一昔前なら

考っっえられない快挙です!

目次

アジア人は空気だった

20年以上前、私がアメリカに留学していた時に感じたのは、アジア人=空気ということ。

黒人、ユダヤ人、中東系というコミュニティは存在していて、差別を目の当たりにすることは少ないけれど、目に見えない境界線は確かありました。

その中でアジア人というのは全く相手にもされていない独特な存在。日本・中国・韓国で争っていることがバカバカしいくらい、世界から見たらみんな一緒。

絶対間違えちゃいけない立場の人が絶対間違えちゃいけない場面で、”Japanese people”を”Chinese people”と言い間違えたことがその象徴です。

そんな存在だったアジア人のスターが、ビルボード◯週連続1位、グラミー賞のメジャー部門でノミネートされパフォーマンス、アメリカの有名なトーク番組に出演しているのを見ると本当に感慨深い。

20年前、MTVやグラミー賞をTVで見ていた頃、そこに肩を並べるアジア人が出てくるなんて想像もできなかった。
この感覚はきっと現地で暮らした人にしか分からない人種の壁や空気感だと思います。

ブレイクし始めの頃はアジア人なんて、と差別的・否定的な声もあったと聞きますが、それを実力でねじ伏せたBTS、本当に素晴らしい(拍手!)。

BTSジョングクさんの眉の歴史

7人での一糸乱れぬパフォーマンスはとんでもない努力の賜物で、何ヶ国語も話せるのだってどれだけの勉強を重ねているのだろう?と想像も追いつかない。そんな苦労が全く見えず、楽しそうにパフォーマンスしているのを見ると、本物のプロを感じます。

曲ごとにガラッとスタイルを変えるのも、見ていても楽しい(Dynamiteから知っただけですが)。

そこで今回はそんなBTSのヘアメイクと眉に注目してみました。

メンバーを調べていて、一番変化が分かりやすかったのがジョングクさん

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2014年 デビュー直後。まだ少年のあどけなさが残ります。

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2017年(中央) アメリカンミュージックアワード。若い人に支持された人が選ばれる賞です。

メンバーの衣装やヘアメイクを見てもアメリカ受けするpopさが強調されています。ただ元々、韓国のファッションセンスはアメリカ人の好みと近い感じがあるんですよね。

ジョングクさんは2014年より顔つきが大人っぽくなったものの、前髪下ろしスタイルは変化なし。

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2019年 グッと大人っぽくなりました。前髪を上げて眉が見えるスタイルに。

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2021年

引用:wow korea

2021年② 

2021年の2枚を見れば、ジョングクさんの転機が分かる気がします。一気にオーラを纏ったスター顔に!

もちろんヘアメイクや眉の整え方の印象はとても大きいけれど、私は”額見せ”の方が印象を変えるのに役立っていると思います。

日本人は前髪を下ろすスタイルを好むけれど、大人顔や垢抜け顔になるには額を見せるのがマスト。

基本、額を出すと顔が明るい印象になります。そして自信がある印象を人に与えます

ジョングクさんの過去の写真を探していたら、2018年までは前髪を下ろしていて眉もほとんど見えていませんでした。

2019年頃から額を出しはじめ、眉が見えるスタイルになってから顔がどんどん引き締まって今の顔に。

眉の形に注目すると、現在は太眉・ストレート

本来の眉は太めだけど丸みのある形で生えていました。

きっと手入れで平行気味にしていると思います。

2019年と2021年②の画像を比べると、眉尻のシャープさ、眉山の角度、長さが微妙に変化していますね。
大人顔、洗練された印象は、まさにこれらがポイントでした。

綺麗な顔だけどちゃんと男性の力強さもあるのは、眉を細くし過ぎていないから。

男性の眉は整える時に細くし過ぎてしまうと、中性的な印象になります(それを狙うなら眉を細くすることをお勧めします)。

人間の顔には転機が訪れる

ジョングクさんの顔は、シャイな初々しさが残る少年の表情から、オーラ全開の自信みなぎるスターの表情まで如実に現れていたけれど、これはジョングクさんが芸能人だからではないんですよね。

もちろん芸能人は、外見のプロフェッショナル達の手にかかるので垢抜けやすいというのはあるけれど、全ての人の顔は必ず変化しています。

講習でもいつも話しますが、眉は印象変化するために手っ取り早いんです。

ただ、眉はあくまで顔の一部

実は私が最も多くの人にアドバイスしてきたのは、「額を出しましょう!」

自信が出てきたから額を出すのではなく、額を出すことで自信が出ることもあるんです。

日本人女性は兎角、前髪を下ろしたがるんですよね。

好きでやってるならいいけど、頑なに前髪を下ろしている人は実は自信がない人が多い。これは数千人の顔をメイクしてきた私の統計学上の確かなデータです。

顔には必ず内面が出る

それは、眉だ、目の大きさだ、という部分だけでなく額を見せているかどうか、どういう表情をするのか、目線など細部も含まれています。

タレントさんの記事を書くとファンの方が見てくださることが多いのですが、BTSファンの方「違うよ!」という情報があったらすみません。あくまで個人の見解です。

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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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