2022年 眉のトレンド

今回は2022年の眉トレンドをご紹介します。

目次

眉の毛流れ元年だった2021年


2021年は”毛流れ元年”と言ってもいいほど、眉の毛流れに大きな注目が集まりました。

実はこの動きは欧米では2019年頃からあり、日本に浸透したのが2021年。

SNSの時代であっても、海外のトレンドが日本に伝わり、浸透するまでにはまだまだタイムラグがあるのが現実です。

さらに、薬機法が国によって異なるため、海外の技術がそのまま日本で適用できないことが多いのも、一般に知られるまで時間がかかる要因の一つです。

歴史を紐解くとトレンドは常に欧米から作られ、日本流にアレンジされ、一般の人々に受け入れられたものが浸透します。

この点で眉の毛流れが注目されたことは新しいけれど、一般に広く浸透するかと言われると疑問が残るのが眉毛パーマ&ブロウラミネーションのトレンドです。

欧米式の立ち上がり眉が似合うのはこんな人。

  • 眉毛が綺麗に生え揃っている(長さ・太さ・幅)
  • 目鼻立ちがはっきりしている
  • 肌にもハリがある

どうですか?

似合う人がかなり限定されるのが現実です。

日本人の多くは、眉毛が濃いよりも薄いことに悩んでいて、20代〜30代前半までの肌のハリ、立ち上げ眉毛に負けないハッキリしたお顔立ちの人の数は決して多くありません。

眉毛の毛流れが整うと美しく見えたり、眉メイクがしやすくなる利点はあるけれど、定期的にパーマをかけて眉毛と肌にダメージを与え続けてしまうことはお勧めもできないのが本当のところ。

一度は体験してみるのも良いと思いますが、長く続くトレンドでないことは確かです。

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2022年眉トレンド

2022年の眉トレンド、キーワードはナチュラル&多様化です。

アイブロウマイスターの講座では度々お伝えしてきたことですが、2010年代以降、トレンドが掴みづらくなっています

昔は時代のアイコンと呼ばれるスターが必ず存在し、彼らは老若男女誰もが知る人物であり、その特徴を共通認識として持っていました。

  • 聖子ちゃん→聖子ちゃんカット・ぶりっこ(死語)
  • 安室ちゃん→細眉・小顔・歌&ダンス

今はどうでしょうか?

どの世代も名前を知っていて、その特徴を言えるような人は存在しなくなってしまいました。

インフルエンサー、Youtuber、声優、アイドル。

それぞれに熱狂的なファンはいるけれど、知らない人は存在さえ知らない。

トレンドは常に若者が創り出すと言われているけれど、その若者でさえも趣味や興味が細分化しています。

こうなってくると、トレンドの概念さえも無くなりつつあるのが現実です。

是非街を歩いてみてください。見事に眉はバラバラです。

じゃあトレンドはないか、と言われると決してそうじゃないんですね。

  1. カラー眉
  2. 細眉(現在はスキニー眉と呼ぶ。90年代のリバイバル)
  3. 太眉
  4. ストレート
  5. ナチュラル(あえて整えない)
  6. 毛流れ(眉毛パーマ・ブロラミ)
  7. アーチ眉

2022年の眉トレンドは上記のとおり7つくらいの要素があります。

太眉もありだし、細眉もあり。

形は平行もあればアーチもOK。

一言で言えば、その人の選んだものでOKというのが、明確なトレンドです。

ジェンダー/エイジレスの時代は、トレンドに合わせるという概念自体がなくなってきています。

多くの人にとっては、〇〇みたいになりたい!と人の真似をするのではなく自分には何が似合うのか、自分の顔の長所を見極めることがさらに大切になってくるでしょう。

そしてもう一つの大切な要素がナチュラル

眉は、”整えること”が必須ではありません。

ムダ毛をキレイに抜き去って形を整えるのもありなら、あえて整えない眉毛=ナチュラルに仕上げることも個性に繋がるのもまた事実。

今年の眉トレンドのキーワードの一つナチュラルは、こういった意味でもとても注目すべきポイントだと思います。

今眉サロンで働いている、ブロウアーティストを目指している人はさあ大変!

これまではトレンド眉を提案すれば良かったものが、今ではお客様お一人おひとりに合わせた提案力&技術力が必要とされる時代に突入しました。

トレンドのポイントは〇〇

トレンドの多様化に伴い、なんでもありなんだ!と思うのは早計です。

実は今後、トレンドの見極めで最も大切になってくるのがディティールです。

例えば90年代のリバイバルで細眉(スキニーブロウ)が2022年トレンドの一つとなっています。

90年代の細眉をそのまま描けば今のトレンド眉になるかと問われると、答えはNO

ファッションや文化は必ず周る(昔のものが現代で流行る)と言われているけれど、細部は微妙に変化しています。

そのディティールを汲み取れるか否かが、おしゃれに見えるか、ただの古い顔に見えるかの分かれ目になります。

  1. ディティール(細部)
  2. 自分の個性を大切に

この2つを忘れずに、2022年も眉やメイクを楽しんでください!

講座ではこういったポイントを見抜く技や技術を学べます。眉に興味がある方は是非お越しください。

毎月東京・大阪で開催中!

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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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