2010年代の平行眉のトレンドとは?
2010年代以降、平行(ストレート)型の眉は一つの定番になりました。
このトレンドは、K-popアイドルや韓国女優の影響がとても大きかったのは周知のとおりですね。
完璧な美貌にほどよい太さの平行型眉は、美しさを嫌味にせず、ピュアな印象を与えるのにもってこいの眉型でした。
左:キムテヒさん 右:パクミニョンさん
ただし、
「芸能人は参考にならない」と私は講座でよく話します。
なぜなら
こういった完璧なパーツバランスの持ち主にはNGがないのです。
綺麗だな〜と憧れたり、真似したくなるのは分かるけれど、美貌の容姿を生業にしている人と一般人は違います。
それに他人と自分を同一化しても意味がない。
一般論としての”似合う眉””似合わない眉”という概念は美人芸能人には当てはまりません。
平行眉は別名”のっぺり眉”
比べてみてください。
平行眉は顔が平面的に見えませんか?
眉山がある①のイラストは、目も大きく、顔の重心が上がって立体的に見えます。
イラストの女性は丸顔です。
縦と横の幅がほぼ同じで顎が丸い。横幅の余白が目立つタイプの顔型です。
横幅が目立つタイプのお顔は、眉山がないと顔がのっぺり見えてしまいます。
実際に①は、眉山をかなり強調した眉型です。
ここまでハッキリと眉山を作らなくても、ほんの少し眉山があるのとないのとでは顔の立体感が大きく異なって見えます。
日本人の場合、骨格自体が平面的な人が多いので、眉山を作るか・作らないかは実はとても大切なポイントなのです。
2022年、眉トレンドは大きく変わりつつある
ここにきて日本でも太眉・平行一辺倒だったのが、ほんのり細くなったアーチ眉をよく見かけるようになりました。
TWICEのジャケット写真も2017年の太眉・ストレート眉から今年2022年の写真は、少し細めにシャープに変化しています。
ちなみに、私が韓国の芸能人をよく取り上げるのは、同じアジア人で日本よりもヘアメイクに凝っていて(作り込んでいる)、トレンドの反映が早いから。
SNSの登場と多様性が尊重されるようになって、現代は”誰かの真似”よりも【自分に似合うものを求める】傾向が強くなりました。
”その人の長所を引き出すメイクをしたい!”とこの仕事を始めた私としては、昨今の傾向はとても嬉しいものです。
丸顔でも好きなら平行眉もOKだし、どんな色や形の眉だって本人が気に入っているならそれ以上のアドバイスなんてありません。
ただ、眉の講座をしていると参加してくださる方のほぼ全員が、理論を知り、自分の顔を分析して眉を描くと新しい自分を発見します。
かつて流行った極端な細眉や平行太眉は、間違いなく人を選ぶ眉型でした。
自分に似合うものを知りたかったら
自分自身としっかり向き合うこと
自分の長所を知ること
この二つは不可欠な要素です。
眉を知る・説明できるようになる資格
毎月東京・大阪で開催している初級アイブロウマイスター講座は、自分自身の顔と向き合い、自分自身の眉はもちろん、参加者全員がお互いをモデルにして眉を描く練習もする特別な講座です。
眉の描き方を知りたい、お客様に上手く説明できるようになりたい、自分の顔に似合う眉を知りたい方はどなたでもご参加いただけます。
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