ウ・ヨンウ弁護士は天才肌
久しぶりにハマりました。
自閉症の天才弁護士の女の子(役の年齢は27歳だけど可愛らしさが女の子!)の話です。
途中、性格の悪い人はいたけれど、所謂”悪人”は出てこないハートウォーミングなストーリー。
殺伐とした世の中で、主人公のウ・ヨンウのピュアなキャラクターと周りの人達のあたたかさが沁みるー!
弁護士ものなので、派手な女性キャラクターはほぼおらず、全体的にメイクやファッションは大人しめ。
韓国ドラマはキャラ設定がとーっても明確です。
お金持ちはお金持ち、貧乏は貧乏、インテリ、意地悪、清純、チャラ男、アバズレなど、見事にヘアメイク&ファッションが作り込まれているので、イメージングの勉強にお勧めです。
ウ・ヨンウの眉
ウ・ヨンウはおかっぱ頭で眉毛は前髪で隠れているヘアスタイルなので、眉デザインチェックはできません。
でも、分かりますか?
眉を見せない髪型は、それだけでキャラ付けできちゃうんです。不思議ちゃん&ピュアな雰囲気が出てますね。
以下の画像はウ・ヨンウ役のパク・ウンビンさん。
眉毛はしっかりと生えていて太眉・ストレートが定番ですが、眉が見えているのとウ・ヨンウ役の時のようにほとんど見えていないお顔では印象が全く違います。
日本では、”聖子ちゃんカット”の影響か、女性は長い間、前髪を頑ななまでに下ろすヘアスタイルが主流でした。
日本文化は、”若い”&”可愛い”が女性の最大の価値だったからでしょう。
額を覆い、顔の縦の長さを短く見せる効果のある前髪は、童顔に見せるための必須アイテムだったんですね。
最近の多様化傾向と共に、かわいいだけではなく、キレイ、カッコイイ、大人っぽい、を目指す女性も増えてきて前髪を上げるヘアスタイルを好む人も多くなりました。
トン・グラミの眉
ウ・ヨンウの親友トン・グラミ。
まさに彼女は韓国ヘア(ふんわり立ち上げ)の前髪と個性的なカラーで、媚びないキャラクターを表現しています。
眉は自然なストレート〜アーチで、まさに旬の形。この眉だけで、オシャレが好きなのが伝わります。
ヘアメイクだけでも、対照的な二人が親友という設定なのが分かる。
監督のインタビューによると、このドラマはキャスティングにとにかく拘ったそう。一話完結のゲストも含め、この役は絶対にこの人!というのは譲れない条件のために製作時期も延期したほど。
確かに、全ての役がピッタリでした。
中でも、このトングラミ役のキャスティングが一番難しかったそうです。ウ・ヨンウの強い個性に違和感なく共存できて、優しさと正義感があり、ピュアな面、コミカルな面、個性的な面を表現できるキャスティングって相当だよな、と納得。
主役はもちろんですが、このドラマは助演の俳優さん達の印象が強く残りました。
イ・ジュノの眉
ウ・ヨンウの相手役イ・ジュノは、イケメンでさわやかで優しくて包容力があるモテモテのキャラクター。
男性の場合、眉を整え過ぎるとナルシスト感が出てしまうことがあるけれど、やはりキャラクターどおり、眉を作り込み過ぎないナチュラル感が爽やかさを与えていました。
こちらの画像はイ・ジュノ役のカン・テオさんの別のドラマのワンシーン。
前髪を上げて額を見せるかどうかは、女性だけでなく、男性の印象操作にも役立ちます。
チョン・ミョンソクとクォン・ミヌの眉
ウ・ヨンウの同僚弁護士の二人。
見事に二人とも前髪を上げ、手入れされたヘアスタイル、眉をキレイに整えています。
それに加え、体にフィットしたスーツをバリっと着こなす隙のない外見だけでも、
高学歴・高収入なキャラクターであることが分かります。
映画やドラマはイメージングの勉強材料
アイブロウマイスターの講座では必ずお話していますが、街を歩く全ての人が参考になり、ドラマや映画はプロが作り込んでいる抜群の勉強材料です。
韓国ドラマがお勧めなのは、日本人と容姿が近く、キャラクター設定がはっきりしていて、外見への意識が強いので参考にしやすいから(欧米作品はアート的な感覚や異文化を知ることには役立つけれど、外見的特徴が違い過ぎて、特にメイクは日本人には参考にしづらい)。
同じ役者さんが、作品によってどう外見を変化させているのかを見るのも勉強になります。
”眉デザインはセンス”と言われるけれど、センスは多くのものを意識して見ることで磨かれていきます。
同じものを見ても、人が気づかない部分や独自の視点があることをセンスというのだと思います。
そこには正解も不正解もありません
デッサンを練習したい場合は、真似をして自分の顔に描いてみるところから始めてみてください。
眉を説明できる人になる!
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