〜通信課題と筆記勉強法〜美容師免許への道④

スクーリングは年に2回。

 春と夏にそれぞれ約2週間。 

 その間、1〜2ヶ月に一度の頻度で、教科書とテストが送られてきます。

 教科書を調べながらテストに回答を記入して(4択)、同封の返信用封筒で返送する。 しばらく経つと採点されて解説が送られてきます。

 ①スクーリングへの出席 ②テストを期限内に提出する これが通信制の必須課題です。

  3年間、時間があるときにまとめて数回分のテストをするのがルーティーンでした。

 数ヶ月に一度は嫌でもテキストを開かなければいけないのですが、学生時代とは違い、テキスト内容も興味深く読めるビックリマーク

美容関係法規

環境衛生

カット

用語道具化学

パーマ・染毛の原理や薬剤

人体

メイク

まつ毛エクステ技術

エステネイル

美容の歴史

消毒法

接客やサロンで使える英会話etc  

確かに美容に全く携わったことのない人にはとても勉強になる内容です。 

でも広範囲過ぎて内容に触れない項目もたくさん。 

消毒法や関係法規、環境衛生以外は、希望する分野を学べるようになれば専門家が生まれやすい環境なのでは?と思いました。 

海外は、ジャンルによって試験や資格が分かれていることが一般的なんです。 

  そもそも試験のためにこの内容を全て把握できるのか⁉️

 もちろん無理です。

  筆記試験の勉強法は ひたすら過去問をやる これだけです。 

私は12月から毎日、過去問サイトにアクセスして1回50問解くことを日課にしました。

過去10〜15回分くらいの過去問を繰り返しです。

  筆記の勉強は、実技試験が終わってから筆記試験までの“1ヶ月間、過去問を徹底的にやれば大丈夫”が定説です。 

 私は仕事もある中で“徹底的に”やるには1ヶ月では足りないと判断、3倍の時間をかけ、毎日繰り返すことで覚えました。

 通信の場合、実技の追い込み練習と仕事や家事育児で体調を崩す人が続出していました。

加えて2月はインフルエンザの季節。

 私は2月にW BROWの発売やあさイチの取材のお話などが重なり、ダウン。

 1ヶ月しか勉強時間がなかったら自分はとても合格できたとは思えません。

  【美容師免許、筆記で落ちるなんて!】 

という声もありますが、実際に筆記で何回も落ちた人もいます。

  もちろん通信生だって実技も勉強も余裕な人もいますが、通学生の合格率が約90%なのに比べ、通信生の場合、50%台と言われています。 

コームを持つのも初めてだった私が合格出来たのは、実技も筆記も最後まで試験をナメなかったから。  

自分に足りないもの、必要な時間、その努力は正しい方向なのかを常に考えていました。 

↑通信課題

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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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