合格しました。
美容師国家試験。
合格するまで公表せず、合格したら自分の体験を書こうと考えていました。
不定期更新になりますので、気長にお付き合いくださいませ。
これから美容師免許取得を目指す方だけでなく、何歳からでも新しいことにチャレンジできるし、結果も出せる。
否、結果が出なかったとしても経験は残ります。
クラスメイトには50代の人もいました。
通信クラスは全員が仕事をしながら、人によっては家事育児介護も抱えての3年間でした。
3月29日。
朝9時が合格発表でした。
昨日から眠れず、一瞬うとうとしたら 「不合格ー‼️」という絶望の夢で目が覚めました。
夢か、と思って眠ると もう一度 「実技も筆記も不合格‼️」 という悪夢で飛び起きる。
結局眠れませんでした。
8時45分を過ぎた頃から数分おきに時間をたしかめる。
9時ちょうど。
合格を検索できる理容師美容師試験研修センターのWEBサイトにアクセス。
手に汗握り、全身の毛が逆立つような緊張でした。 意を決して受験番号を入力。
番号間違ってないよな?
3回確認。
やったー‼️なんていう感情は皆無
良かった・・・。
そして複数の応援してくれていた人たちへ連絡。
ちょうど午前中は税理士さんとの打ち合わせだったのでLINEのやり取りを中断して出勤しました。
私はメイクも眉毛エクステも教える立場です。
教える方に美容師免許は必要ありません。
でも、みなさんには美容師免許の案内をするのに、自分は持っていないことへの違和感を感じていました。
そして、美容師免許を持っている一部の人の特権意識。
持ってる人が持っていない人を見下したり攻撃したり。
これも違和感でした。
法治国家である以上、美容業は美容師法に基づくことは仕方ない。
一方で、美容師免許を持たなくても素晴らしい才能やプロフェッショナルな接客ができる人にたくさん出会ってきました。
とくにメイク、まつ毛、眉毛などのパーツ美容について、現行の美容法に当てはめるには無理があります。
協会を立ち上げてから日々矛盾を感じていました。
でも。やったことのない人間が「そんなこと関係ない、意味がない」と言うほどカッコ悪いことはない。
教える方に免許は必要がないからと、有資格者がどんな基礎や経験を持っているのかを知らずに”講師”でいることにも戸惑いがありました。
全ての違和感や矛盾を解消するには自分が取るしかない。
協会を立ち上げてから半年、名古屋から上京した3年前の春。
通信制の美容学校に入学しました。
続く