ブロウラミネーションのデメリットと危険性

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ブロウラミネーションにもデメリットはあります

ノンケミカルのブロウラミネーションは変わらず大好評をいただいていますが、一方で現時点でのブロウラミネーションにはデメリットもあります。

今回はそんなブロウラミネーションのデメリットをご紹介します。

①技術を提供できるサロンが少ない

ブロウラミネーション技術を日本で初めて発表したのは昨年秋。

じわじわと受講生が増え出したのは、今年に入ってからです。

学んでからお客様に提供できるようになるまで練習期間が必要なこともあり、
まだまだ提供できるサロン、技術者自体が少ないのが現状です。

②安全性の確認が取れない商材を使用しているサロンがある

まつ毛パーマ用の商材を眉毛にそのまま使用しているサロンがあります。

技術者でも、”化粧品登録されている”という言葉に惑わされている人が多いようです。

急速に眉サロンのニーズが高まったことで、安易にメニューに取り入れてしまい、眉毛とまつ毛の違いを勉強していないのがその原因。

まつ毛で大丈夫なら眉毛も!なんて、いい加減なサロンに行かないためにも、まつ毛パーマとの違いを説明しますね。

そもそもまつ毛は毛にパーマ剤を塗り、ロットに毛を巻き付けます

神経の通っていない頭髪のパーマと同じです。

眉毛の場合、ロットはありません
肌に直接毛を撫でつけるため、パーマ剤を肌に塗り込むようなものなのです。

臭素酸ナトリウム(臭素酸Na)

まつ毛パーマの2剤(酸化剤)はこの成分がメインです。

この臭素酸ナトリウムが入っている時点で、眉毛に使用するのはアウトだと覚えておきましょう。

化粧品成分の一つではありますが、あくまで髪(毛)に使用するものとしての認可です。

肌につける目的の化粧品でこの成分が入っているものはありません。

参照➡︎臭素酸ナトリウムの危険性

③眉毛を描かなくていい!というものではない

海外では、

ブロウラミネーション=眉毛パーマ&ティントを組み合わせた技術

を指すのが一般的です。

眉毛を根本から立ち上げることで、眉幅が太くなり、さらにティント効果で肌自体に色付けする。これだけで眉メイクが要らない仕上がりになります。

まつ毛に例えるなら、常にビューラー&マスカラしたような仕上がりになっているというようなもの。

日本では薬機法の規制で、このティントが使えません(海外のサロン用ティントは刺激が強い)。

地肌を染めることはできないので、海外のものと同レベルのメイク効果は期待できません。

海外では眉毛と地肌を染めるティントが同時に行われる

④人(毛)を選ぶ

眉毛の毛流れを整えるのがブロウラミネーション。

ここでもまつ毛との比較ですが、まつ毛は多少短くてもまばらでも、根本から空中に向かって生えているんですね。そしてクルンっとカールさせるのがまつ毛パーマの目的です。

眉毛の場合、肌に沿った状態で生えています

毛流れはカールさせるのではなく、平行に上向き〜横向きに流すのが仕上がり。

眉毛自体に長さがないと、撫でつけることもできずツンツンと立ってしまったり、毛流れ自体を作り出すことができません。

他人のまつ毛カールの不揃い具合なんて誰も気にしないけれど、眉毛は平面なので毛流れが揃っているのが、まばらなのか、ボサボサなのかは印象を左右します。

もちろん眉メイクでカバーすることはできるけれど、”ブロウラミネーションの効果”という点では、ある程度の長さと柔らかい毛質の人に向いている技術です。

上画像:ノンケミカルブロウラミネーション5日後と、何もしていない眉毛の比較。左は眉自体が上がって見える。

上画像の長さでも効果は得られるが、下画像のようにもっと長く、生え揃っている眉毛の方なら綺麗な毛流れが強調されます。

これくらいの長さがあるのが理想

それでもやる価値のあるノンケミカルブロウラミネーション

今回はいくつかデメリットを挙げましたが、全部をメリットに変えられるのがノンケミカルブロウラミネーションです。

  • サロンが少ない➡︎技術を身につけるなら今がチャンス!
  • 安全性➡︎肌にリスクのある薬剤を一切使用しないオリジナル技法
  • 海外と同じ仕上がりではない➡︎日本人に合った自然な仕上がり・眉メイクが楽に!
  • 人(毛)を選ぶ➡︎施術前に確認できる方法も!効果の感じ方に差はあっても、老若男女に有効で世界一簡単で安全なブロウラミネーション

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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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