8割の女性が眉に不満を持っている
当協会調べでは、女性の実に8割が自分の眉に何らかの不満を持っています。
- 眉が薄い
- 生えてこない
- 形が不揃い
- 整え方が分からない
- 似合う眉が分からない
- 眉メイクの仕方が分からない
ほとんどの人がどれかに当てはまるのではないでしょうか?
そこで今回は、眉サロンで働く人が「この眉毛最高!」と言ってもらえるヒントについてお話しします。
眉を仕事にしている人が最も嬉しい瞬間
お客様の笑顔
これに尽きるのではないでしょうか。
- 自分の手で人を笑顔にできた
- キレイにできた
- 喜んでもらえた
人によっては、
上手く眉毛をデザインできた!
も入るのかもしれません。
私の場合ですが、数千人以上のメイクをしてきましたが、上手くできた!と喜べたことは実は一度もありません。
毎回ベストを尽くしていても、「うまいじゃん!」と思えたことは皆無です。
いつの頃からか、自分の主観である”上手い/下手”よりも、お客様が喜んでくれた事実が大事なのだと気づきました。
自分がどう思おうが相手が喜んでくれたら、それが正解。
謙遜という意味ではなく、サービス業は自己満足では成り立たない。
自分が上手いと思っていても、相手が気に入っていなければ何の意味もないことです。
講習をしていると、自分の不器用さや下手さに落ち込む生徒さんも少なくありません。
はじめて人の眉毛を描くのに上手くできなくて当然なのですが。
でも、客観的に見て上手く描けてることも多々あります。
先日もAさん、Bさんでお互いを相モデルにしてデッサンの実技をしました。
最初はBさんがモデルに。
Aさんは震える手で
「ひどい〜!私めちゃくちゃ下手です・・・」
明らかに焦っていました。
いくつかポイントのアドバイスをして何とか完成。
今度はBさんの番です。
Aさんが受けたアドバイスを聞いていたから、スイスイスイっと上手く描けていました。
そこでもう一度Bさんにモデルになってもらい、Aさん2回目の挑戦。
最初が嘘のように、キレイな眉をデッサンすることができました。
Aさんの変化は、眉を仕事にする全ての人に当てはまることで、ポイントを理解した上で練習を繰り返すことで誰でも上達することができます。
それよりも大切なのは、
お客様の好みや顔の長所を見つける視点。
人を観察する力、どこを見るか、何を感じるか。
これが”センス”です。
まぁこれも一生努力が必要なことで自分にあるかも微妙ですが・・・
でもある日、お客様の笑顔を実感できたとき、眉毛って最高!と思える日が必ず来ます。
耳を傾ける・原因を探す
お客様に最高!と言ってもらうにはまず、聴く耳を持つことです。
- 眉の何に困っているのか
- どうなりたいのか
- こちらに何を求めているのか
お客様一人ひとり違うはずです。
でも提供する側は経験が増えるにつれ、ついつい目の前の人の声を真剣に聴くことを忘れがちになります。
特に❸については、理解力と共感力が必要です。
あーこの人は分かってくれてる!!という安心感ほど大きな信頼を得られるものはありません。
逆にトンチンカンな提案をされるほど消化不良を起こすものもない。
技術は反復練習するしかないけれど、それ以外の接客・コミュニケーションの部分での努力も同じくらい大切です。
常にお客様目線でいるたった一つの方法
自分がその立場になること
眉サロン、ネイル、ヘアサロン、なんでもいいですが、常に新しいところに行き、自分が”お客様”の立場になることです。
美容関係の仕事をしていると、同僚と施術しあったり、知人や友人の店に行く人がとても多い。
毎回同じ店ではなく、機会を見つけて様々な店に行くことで必ず気づきがあります。
初めてのお店に来るお客様の心情、どんなカウンセリングをしてもらったら安心できるのか、どんな環境や案内が心地良いのか。
逆に不快だったことも全てが、自分のプラスになります。
お店を探す段階から帰った後まで、自分が感じたこと全てがお客様の心そのもの!
もちろん人それぞれ感じ方は違うけれど
こんな地道な”勉強”がいつかお客様にこう言っていただけることに繋がります。
「うわーこの眉毛最高!」