純欲メイクとは?
今SNSで話題の”純欲(じゅんよく)メイク”
あどけない少女のようなかわいさと、大人の色気がミックスされたような中国から火がついたメイクのことです。
詳細はこちらの記事へ譲ります。
【純欲メイクとは】SNSでも話題沸騰中の最新トレンドメイクのやり方やおすすめコスメを一挙紹介

メイクトレンドが変わった!コントゥアリング〜現在
2010年代に入り、この人の登場でcontouring makeupが一気に注目を浴びました。
キム・カーダシアン


contouring(コントゥアリング)とは、輪郭という意味です。
ハイライトとシェーディングで顔に陰影をつけ、立体的に見せるメイクテクニック。
プロのメイクアップアーティストは身につけている技術ですが、彼女の登場前は、基本的にステージメイクに使われるテクニックでした。
それをここまでガッツリ、普段のメイクに取り入れること自体斬新で、最初はアメリカ人の間でも”化粧濃い!”という反応だったのが、彼女の人気と共に真似する女性達が急増し、あっという間に市民権を得たのがこのメイクテク。
平面的な顔が立体的に、顔の輪郭まで削ったように見えるメイクはSNS映えしたことから、数年遅れてアジア女性の中でも人気になりました。
日本では”目ヂカラ命”時代が長く続き、まつ毛エクステでもボリュームラッシュが人気になったように、平行二重にガッツリまつ毛・外国人のような顔立ちの美女がSNSでも溢れました。
ここに来て純欲メイクの登場を知って、トレンドの大きな流れを私は確信しています。
欧米・アフリカ・中東・東南アジアと様々な女性をメイクした経験者として言わせていただくと、中国発祥だけあって、アジア人には純欲メイクがとても似合うと思います。
眉毛パーマ→オワコン!?
今話題の様々なブロウリフト技術(眉毛パーマ)について、私はずっと一時のトレンドですよ、と話してきました。
日本で初めて”ブロウラミネーション”という言葉、”眉毛の毛流れの時代がくる”と発信しておきながら、こんなことを言うのもなんですが、最初からこのトレンドは長くは続かないと思っていました。
なぜなら、ガッツリ立ち上げ眉毛は、正にキム・カーダシアンのようなメイクにこそ似合う眉毛なんです。
眉毛の毛流れが整い過ぎているとナチュラルさがなくなります。
それに、日本人は眉毛が外国人ほどキレイに生え揃っている人の方が少ない。
立ち上げ眉毛が似合う人は目鼻立ちもハッキリしていて、肌にはハリが必要。と、なると圧倒的に似合う人が限られてしまいます。
まあ、薬剤を使うと、ただでさえ強くない眉毛を、細く抜けやすく、とても傷めてしまう行為なので、外国でもやり続ける人はほぼいないのが現実です。
純欲メイクだけでなく、今の顔を作る”ナチュラル感”を出すには、眉毛を整え過ぎないことが一つの大きなポイントです。
ちなみに下のノンケミカル・ブロウラミネーションは、こういったトレンドに左右されず、ナチュラルに毛流れを整える技術。
一応、ずっと眉毛やメイクに携わってきたので、トレンドに関係なく、多くの人に有効なのを確認してから商品化していますので、受講される方はご安心ください。

〜眉毛も肌も傷めない〜
自然な立体毛流れ&目元のリフトアップ特許出願技術
純欲メイクの眉の描き方
純欲メイクのキーワードは”ナチュラル”&”透明色素”
眉は整えれば整えるほど、隙のない印象、洗練された印象を与えます。
例えばドレスアップしたとき、眉毛の手入れを何もしていないとアンバランスな印象になります。
アンバランスは、モードを表現するときにあえて使うことはあっても、一般の人には当てはまりません。
その逆で、ナチュラル感を残すとピュアな印象を与えられます。
①ある程度眉毛がある人は、フワッとパウダーで足したり、スクリューブラシで毛流れを軽く整える程度でOK。
②眉が薄い人はパウダー&ペンシルで描き足すのはOKですが、眉の輪郭を目立たせるほどしっかり描くのはNG。
③眉の形は、太眉ストレートよりもほんの少し細く、ちょっとアーチ系(細め・丸みのある形は女性的に見える)
リキッドアイブロウを使用するときも、色がつき過ぎないものの方がおすすめです(キャンメイクのリキッドオススメ!)。
次に大切なのが色素。
純欲メイクは濃いアイカラーは使いません。
目の上にある眉が濃いと透明感が出ないだけでなく、眉が強い印象(悪目立ち)になります。
④地毛の眉毛が濃い人は、スクリューブラシにコンシーラーをとり、眉毛の表裏にコンシーラーを軽く塗ります。
その後パウダーや眉マスカラで仕上げると、あら不思議!
色素の薄い眉毛の出来上がりです。
ここ数年で眉マスカラのカラーバリエーションが一気に増えました。
ドラッグストアの眉マスカラコーナーで、これまで挑戦したことのない色も試してみてください。新しい発見があるかも!
ちなみに、眉全体を薄くしたいがために、間引き(眉の濃い部分の毛を抜いて毛量を調整すること)はお勧めしません。
理由は次で説明します。
トレンドは変わるもの。眉毛の健康を大切に。
どれだけ流行るものがあっても、永遠には続きません。
特に美容は流行の移り変わりが早く、SNSの登場でトレンドはさらに早く・細分化されるようになりました。
とお伝えしてきたのは、流行り廃りのあるトレンドに合わせて眉毛という素材を失い、傷めつけるのは本末転倒だから。
私自身40代後半になって感じるのは、”素材が一番大切”ということです。
家も車も40年、50年も経ったらボロボロです。
でも人間は生まれてから、70年、80年、その体を使い続けないといけない。
医学の進歩で外見的な若さを保つことは昔と比べて容易になったとは言え、持って生まれた自分の素材を大切にすることに勝る美容なんてありません。
これ、若いうちは分からない感覚です。
今の年齢になって、また私より年上の人たちを見て感じるのは、年齢を重ねてもキレイな人は素材を大切にしてきた人なんです。
眉毛ってメイクでいくらでも変えられるのに、抜いちゃったり薬で弱くしちゃうなんて本当にもったいない!
ただの厚化粧のようなコントゥアリングメイクと違って、純欲メイクはまさに素材感が命!
若い女性はもちろんですが、大人女性もナチュラルかつ素敵に見える取り入れやすいメイクだと思います。
純欲メイク ここを抑えればOK!
- 眉とアイカラーは薄めの色(ブラウン系グラデアイシャドウは卒業!)
- 優しい色のアイラインとマスカラで目のフレームを強調
- 艶感のある肌
- チークはクリームチークを使用&頬骨の上(高め)に入れる
ラメやパールの使用も効果的ですが、大人女性は控えめに。