祝!公認心理師合格!
私ではなく、姉のことです。
今年40代最後の歳を迎える姉から、「合格したー!!!」と合格証書の画像と共に大興奮して連絡がありました。
「勉強してる」
「もうすぐ試験」
「受験終わったけど、無理だわ」
と、連絡が入っていたのを世間話のように「ふーん」と聞いていた私ですが、先日あるネット記事の中で
”公認心理師は唯一の国家資格”という文言を見つけて、姉、すごいじゃん!!!と初めてこの資格の重みを知ったのでした。適当な妹でごめんなさい。
今から20年以上前、アメリカに留学していた私は専攻が”Communication Media Arts”ということで、心理学のクラスも取りました。
教師は白髪男性のドクター(博士号持っている人のこと)。
最初の授業で開口一番、「この中で心理学に興味がある人は、ドクターを目指しなさい。約束する。一生食いっぱぐれることはない!」とニヒルな笑顔を浮かべて言い放ったことを鮮明に覚えています。
博士号を取るには、お金も時間も莫大にかかるので決して簡単なことではありませんが、当時からアメリカはメンタルヘルスやカウンセリングについての意識や浸透が日本とは比べものにならないくらい高く、20年以上経った今、さらに必要性が高まっていることを考えると、あのニヒルな笑顔も頷けるのでした。
姉は元々看護・介護・福祉系に興味があった人で、今もその系統の仕事に就いています。
国家資格である公認心理師資格を取れたということは、私の感覚では”ドクター”と同じ価値かと思い、今後新たな世界で好条件で働けるのでは?と聞いてみると、「全然そんなことはない。」
姉は自分の勉強のためにチャレンジしたそうで、この資格を持っているからと言って、高給になるわけでも求人が数多あるわけでもない現状を最初から分かっていたそう。
メンタルヘルスの重要性がこれほど叫ばれている現代で、決して楽に取れる資格でもないのに。こういったスペシャリストの地位が日本ではまだまだ低いという現実を知りました。
それでも、自分のために勉強して合格した姉、素晴らしい!
勉強習慣のある社会人の割合 約3割
こちらの記事によると7割弱の社会人には勉強習慣がない。
勉強習慣がある場合も、必要に迫られて勉強する専門職や管理職が大部分を占めるため、実質一般的な社会人は1〜2割だと思います。
この記事によると、読書も勉強に入り、今はYoutubeでも本の要約チャンネルや、解説系チャンネルも多々あるため、それも”勉強”と認識されるようです。
それで3割は、社会人で自発的に勉強する人は、極少数であることが分かります。
ノートを取る勉強 睡眠を学んで新たな視点を得る
実は最近、睡眠について、イギリスのオンライン講座を受講しています。
すっかり忘れている英単語を一つ一つ調べて翻訳して、自分なりのノート作って、とめちゃくちゃ面倒なことをしていますが、久々に脳が動いているのを感じます。まさに、”勉強”してます。
睡眠について学ぶきっかけは自身の体調不調でした。
美容や眉毛について考えを改めたのは、人間、健康があって初めて美容に意識を向けられると実感したからです。
どれだけ本を読もうが医者の言葉を聞こうが、結局”健康”はこの3つについてしか語られていません。
- 食事
- 運動
- 睡眠
1と2はできる限りのことを生活に取り入れて日々過ごしているし、知識もあるつもり。
3の睡眠については、本を数冊読んだ程度。たまたま激安なオンライン講座を見つけて申し込みました。
そこで出てきたのが脳波の話。
脳波には5種類あり、それぞれの働きとバランスがある。
各脳波の振幅によって、リラックスしたり、ストレスを感じたり、果てはうつやADHDを引き起こす。
ざっくり言い過ぎではあるけれど、こんなことを学んでいます。
最近、どなたかが”うつ病は脳が原因”と言い切ったことで話題になっていましたが、この勉強をしたことで心底納得しました。
私はSNSがどうにも嫌いで、理由を突き詰めて考えると、①洗脳されるように感じる②”自分が正しい”が溢れているから。
全てアルゴリズムによって、一つの投稿を見たら関連投稿が自動的に出てくるようになっています。
そんなものばかり見ていたら、洗脳されて当然です。
個人的な意見ですが私は、人間はどこか自分を疑う方が正常な気がするんです。
自分が選んだ恋人に対しても、あれ?この人の言ってること本当に信じていいのかな?
仕事でも、このやり方本当に正しいのかな?効率いいのかな?間違ってないかな?
自分軸は大切だけど、同時にどこか客観的に自分をみることでより良い判断や行動に繋がるとしか思えなく、成長がない人や不幸になる人は、自分は正しいと信じて疑わない思考(宗教やマルチ商法にハマる人)だと感じます。
”自分は正しい”人間は、反対意見の人を攻撃することも多い。
この言動、実は脳波が関係していました。
脳波が正常な動きをしないと偏った思考になりやすく、イライラやストレスを感じやすく、さらには論理的な思考が保てなくなると学び、膝を打つくらい納得。
要は睡眠の質が悪かったり、睡眠時間が足りていないんです。
SNSのためにスマホ画面を凝視し続け光を浴びると脳が覚醒されている状態が続く。
本来の性格だけが原因ではなく、実は睡眠習慣で人間は思考まで変化するのです!
この事実を知れただけでも、本当に勉強して良かったと思いました(今も勉強中)。
ただし、姉のように、私がこの勉強をしたからと言って、医師免許も公認心理師の資格もないし、専門家になれるわけではありません。
でも、講師として皆さんにお伝えできる情報が増えたことは確かで、何より、新しい知識を学ぶことによって、新たな視点が持て、自分の頭・心・体にとって栄養になりました。
若い頃は可能性のため 老いたら自分を豊かにするため
学生時代の勉強は自分の可能性を広げるためです。
例えば10代の頃に、「心理学のドクターになる!」と勉強してなっていたら、30歳になったとき、別の仕事をしたいと思っても余裕で挑戦できます。失敗したとしても、いつでも食いっぱぐれのない肩書きがあるんだから。
たくさん勉強すればするほど、幾つもの扉を手に入れるようなものです。
私は気づくのが遅く、学生時代は勉強せず、社会人になってから勉強を始めました。
良かったなと思うのは、勉強したくてする、自分の責任ですることができた点です。
興味があることをとりあえず色々とやってきただけで、それを仕事に繋げよう、キャリアに良い影響があるかも!なんて全く考えていなかったけれど、実際に全てが仕事や経験に繋がっています。
年齢を重ねれば重ねるほど、人間は中身を見られるようになります。
年だけとって、自分の経験が全て”正しい”と思い込み、狭い視野で上から目線で話す人は”老害”と呼ばれるようになる。
どんなことも学ぶ姿勢(自分は何も知らないという思考が前提)は謙虚さに繋がるし、年齢を重ねて勉強をすることは、自分は本当に何も知らなかったんだ、ということを気づかせてくれるものです。
学んだことが金銭的なリターンに繋がるかどうか、繋げられるかは本人次第ではありますが、私は大人、特に中高年ほど勉強は自分のためになると感じています。
20代〜30代半ばまでの人は、遊びも趣味もやりたいことを全部やる。やりたいことがない人は、今、目の前の仕事を必死にやる。
30代後半からは、40代以降自分がどうなっていきたいのかを意識して仕事(家事育児)しながら勉強もする。
まだ50歳になっていないので50歳以降はアドバイスできませんが、20代から40代まで、こんな風に生きてたら、必ず”何か”には繋がっていると思います。
眉の先生になる!上級アイブロウマイスター講座について
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスターも、初級は年齢やキャリア問わず眉に興味がある方に楽しんで学んでいただけるもの、上級は仕事にしていきたいという本気の方を応援するものとして作りました。
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