アイブロウリストあるある

今回は、眉技術の講座でよく聞かれる質問やそれについてのアドバイスをまとめてみました。

目次

①人の眉毛を常にチェック

街を歩いていても電車に乗っていても、テレビやYouTubeを見ていても、常に人の眉毛をチェックする。

講座でも生徒さんに伝えています。

人間は意識の差で受け取る情報量が変わると。

バッグが欲しいなーと思っていると、バッグの広告がやたら目に止まるようになるし、人のバッグもチェックするようになる。

知らなかったブランドを知ったり、あ!この人こんなオシャレなの持ってたんだ!なんて発見にも繋がります。

ブランドは昔からあるし、その人のセンスは変わっていないのに、自分が気づくか気づかないかだけで世界が変わります

眉を仕事にしたいと思ったら、まずは他人の眉や顔を観察するのが最初の一歩

②毎日違う眉描きがち

自分自身の眉毛を自由自在に描けないのに、他人に描けるわけがない。

何百人も何千人もの眉デザインの経験を積むのは簡単なことではないけれど、自分の顔ならいくらでも練習できます。

毎日違う眉を描いたら365パターンの経験ができるし、クレンジング前に何度も練習すれば1年で1000回くらい経験が積めます。

自分であっても、一人の人間の眉毛を1000パターン描くって、相当大変。

でも、プロはこれくらい普通に練習してるのもまた事実。

自分の眉を上手く描けたからって、人の眉も上手く描けるわけじゃないけれど、紙に眉の絵を描く練習よりはマシ。

練習あるのみ!

人の眉毛にダメ出ししがち

講習でよーく聞かれる質問。

「すごい変な眉毛してるお客さんがいたらどうしたらいいですか?」

変な眉毛って。

”それってあなたの感想ですよね?”

実は、私もメイクを始めた頃は人のメイク見て変だなとか、変な眉毛だなって思ってたんです。

なのでこの質問自体は理解できます

今は人のメイクや眉毛を変とは思わなくなりました。

どう思うかと言うと、「この人は自分の良さやテクニックを知らないんだなー」

こうしたらもっと綺麗になるのに、自分の良さに気づいてないんだと思うようになりました。

もちろん、これも私の感想に他ならないけれど。

ただ、こういう考えになってから自分の”提案”を否定されることがなくなりました

相手が変=間違っていると思うと、どこかで自分が正しいという傲慢さが接客中に伝わるのかもしれません。

美や感性は人それぞれ。

決して他人のそれを否定することなく、「私にはあなたの素敵なところがこう見えているんです」「こうしたら描きやすくなると思います」提案してみる。

その提案を受け入れるか否かは、お客様の自由です。

気に入ってもらえなかったと落ち込む必要もない。合わない人もいて当たり前。

お客様だけでなく、皆さん自身も唯一の存在です。

接客法もデザインも自分流でいいし、人と比べる必要もない。

「自分なりに最善の提案をした。」その積み重ねが経験になる。

実践あるのみ!

正解はないことを知る

結局どんな仕事もそうですが、この3つを続けていれば、いつの間にか頭一つ飛び抜けていると思います。

①意識
②練習
③傲慢にならない(謙虚)

それくらい、この3つを続けられる人は少ない。

特に経験値が上がると、自分のセンスを押し付けるのが人の性。
あなたが本物のアーティストなら決して揺るがないセンスは正解だけど、美容”サービス業”なら大間違い。

美容サービス業は人を綺麗にしてお金をいただく仕事です。

綺麗にするのは外見だけじゃなく、心もです。

とても辛いことがあって、サロンに気分転換に来る人もいます。

言葉や技術で誰かの心に花を咲かせることができる、とても素敵な職業だと私は思います。

誰一人同じ人がいないように、どこに(何に)ハマるかは人それぞれ。

眉は難しい・・・という方が多いですが、デザインや接客に正解はなく

自分のキャラクターを活かし、目の前の相手が喜んでくれることを探し続けるしかない、というのが仕事を通じての実感です。

本文とは関係ないけどかわいい画像なので貼っときます
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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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