鉄道Itaroでローマからフィレンツェへ移動
バチカン市国の感動のまま、ローマを後にしました。
イタリアの特急列車Italoに初乗車。
赤いボディがおしゃれ。
スーツケースを持ち込むには、プリマという日本で言うグリーン車じゃないとNGとのことでプリマを予約。
ただ、スーツケースは座席の隙間には入らず、頭上の棚に上げなくてはいけない。
重量挙げのように20キロのスーツケースを持ち上げるなんて無理なので、結局車両の間のスーツケース置き場に置きました。
盗まれやしないかとヒヤヒヤして、ちょこちょこ見にいくという…。
席はガラガラでした。
画像は実際の車内の様子。途中飲み物やお菓子のサービスがありました。
今回イタリアで本当に良いなと感じたことの一つに、”ゆるさ”があります。
もちろん、この電車も指定席なのですが、空いてる席に移動しても全然OK.
なので帰りはスーツケースを近くに置ける広い席が空いていたので移動しました。
飛行機も、ITAエアウェエイズというイタリアの国営会社を選んだのですが(直行便だったので)、行きも帰りも席を移動できたことで移動のストレスがとーっても少なかったです。
ゆるさは雑さにも繋がるので、CAさん機内のトイレも全く掃除しないし、ドリンクも後方に置いてあってセルフサービス。食事配る以外何にもしない。帰国便も税関申告書も配られなかった航空会社初めてでした。が、これはこれで良い体験でした。
日本の良さ
いつも海外に行くたび、日本がいかに良い国かを思い知ります。
日本に住んでいる外国人に、昔よく言われました。
「君みたいな人は、海外に行くよね。日本にこのままいるの?」
要は、外人に臆せず接する(態度がデカい)、いろんな国に行き、一人でも海外旅行に行くような人は、日本が合わずに海外に住むようになるという意味です。
私は、海外に行くたびに日本の良さを再確認するし、日本ほど住みやすい国はないと思っています。
清潔で安全でサービスもよく、物の値段も全て明朗会計。
電車乗るにも並ぶし、ルールを守る国民性。こんな国、他にありません。
観光で安全な場所にふわふわ行って帰ってくるのとは違い、海外に住むのは常に神経を尖らせていなきゃいけないというのが私の印象です。
お湯が出ない、トイレが壊れたなんて普通にあって、その度に業者に頼んでも「はいはい」と言いながら、すぐに直しに来てくれることなんてなく、何度も連絡したり、料金も言い値でふっかけられたり。。。
今回のイタリアも観光は素晴らしかったけれど、住みたいとは全く思いませんでした。
日本の政治家は最悪だけど、日本は本当に良い国だし、日本人の善良さは(誰も自覚がないけれど)突出していると思います。SNSが出てきてそれが薄れてきているのが残念ですが。
Day4 フィレンツェ 中央市場 革製品
ローマから1時間30分ほどでフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅(ターミナル駅)に到着。
海外旅行で一番大切だと思うのが、ホテルの立地です。
今回はいずれも駅から徒歩5分。素晴らしく効率的な旅になりました。
駅からガッタガタの舗装されていない道を大きなスーツケースを引いて歩く。ホテルについてすぐに中央市場に向かいました。
中央市場はその名のとおり食品市場で、2階はフードコートになっています。
そして中央市場前の通りは、革製品がズラリと並ぶ露店街。
フィレンツェは、皮製品が有名らしい。
良い皮小物があったら18歳の姪に買って行こうと予定していました。が、画像のとおり多すぎる。
デザインもイマイチ日本の女子高生には微妙。何よりも屋外に晒されているので良い商品に見えず3往復くらいしましたが、断念。
結局中央市場で売っているトリュフペーストやトリュフパウダーなどをお土産に買いました。
あ、有名なマービスの歯磨き粉も。
Day5 ウフィツィ美術館 サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 ドゥオーモ
日本から予約しておいたウフィツィ美術館へ朝イチで向かいました。
ここでも気になったのは彫刻。
完全に頭おかしい人の勢いで、しゃがんだり背伸びしたり、横から、後ろから、斜めから、興味を持った顔の彫刻を眺めてました。
この美術館も素晴らしかった。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ。
世界最古の薬局とのことですが、ちょっとした美術館でした。
特に欲しいものもなく、何も買いませんでした(ごめんなさい)。
もうね、物欲がないんです。
10年前に来てたら、絶対何かは欲しくなるし買っただろうけど、今は「記念に!」という気持ちもない。
欲しいものがない人生って幸せだな。。。
ん、幸せなのか?と考えながら歩きました。
フィレンツェの象徴ドゥオーモ
ドゥオーモはその地域で最も大きい教会のこと。
フィレンツェは、『冷静と情熱のあいだ』の舞台になったそう。
スペイン広場もだけど、実際には観光客だらけでロマンチックな雰囲気は皆無でした。
下画像の四角の部分、鐘塔に登ることもできたけれど、もうこの時には体力の限界で体がガチガチ。
気力だけで外出している状態でした。
やはり、海外へは若いうちに行くものです。
その他街を歩きながら、目についたところにいきました。
フィレンツェは、ウフィツィ美術館に尽きるという感想。
特に印象に残ることもなく、最初のバチカン市国の衝撃が強すぎて、この旅は徐々にテンション下がるパターンかな、と心配になってしまいました。
が!
最後の目的地、ヴェネチアで最高のフィナーレを迎えることができました。