ファン・ジョンウムさんに見る女優眉

ソン・イェジンさんの人気は凄まじいものがあります。

先日書いた彼女の記事はアクセス数がブロウラミネーションに続いて2位に。

ソン・イェジンさんのナチュラルな美しさや可愛らしさ、透明感と儚げな印象に憧れる女性が多いのでしょう。

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韓国ドラマ サンガプ屋台

日本のメディアでは『愛の不時着』と『梨泰院クラス』ばかりが取り上げられていますが、個人的には『椿の花咲く頃』と『サンガプ屋台』の方が印象に残っています。

そのサンガプ屋台の主演女優がファン・ジョンウムさん。

アイドル出身の女優さんですが、今回のドラマでの彼女が素晴らしかった!

サンガプ屋台より
キルミー・ヒールミーより
彼女は綺麗だったより

彼女の代表作である『キルミーヒールミー』彼女は綺麗だった』と比べてみると別人のよう。

見事にアジュンマ(おばさん)メイクです。

  • 眉は、暗めの色で細く長く、眉尻を下げて丸みのある形に
  • アイラインも黒で長めに
  • リップは濃い色&肌はマット

大人っぽく見られたかったら是非このメイクを真似してみてください。

誰でも落ち着いた雰囲気になります(一歩間違えれば老けて見られる)。
落ち着いた雰囲気は、貫禄を出したいとき、フォーマルな場には有効です。

反対に『キルミー・ヒールミー』のファン・ジョンウムさんの眉は、

ふわっと明るい色で太眉・ストレート。短め。

幼さと若々しい印象を与えます。

彼女は綺麗だった』ではボサボサヘア、力のない目元が垢抜けない女性を演出しています。
あえて演出している”そばかす”や”赤みのある肌”よりも、人の印象は目ヂカラで変わります。

メイクアップアーティストが作るハリウッド女優の役作り

ロンドンのメイクスクール時代に、ハリウッドスターのメイクアップアーティストにこんな話を聞きました。

”役柄によって小鼻の脇の赤みをわざと強調したり、顔の中でファンデをどこまで塗るかも変える”

こんな少しのことで、生活感を出したり、お金持ちの肌にすることもできるのです。

当時特殊メイクの授業では、痣や傷、老け顔の作り方なども学びました。
幸か不幸かそれ以来、ホラー映画を見ても内臓の出し方など、”どうやって作ってるのかな?”と見るようになってしまいましたが、女優さんのメイクはまさにそれ。

ヘアメイクをどう作ってるんだろう?と見るように。

実はそこに作り手の拘りが現れていることが多々あり、どんなときもピカピカに綺麗な俳優さん達を見ると白けてしまいます。

某アクションスターは常に完璧なカメラ映りを求め、走る電車の上でのアクションシーンでも髪一本乱れないというのは有名な話です。

一部では、ファン・ジョンウムさんのドラマはハズレがないと言われているそうです。
サンガプ屋台以外見たことのない私が言うのもなんですが、この写真を見て納得。

どんな印象の役柄なのか、実は私達のメイクにも参考にできることがたくさんあります。

是非、作品ごとの女優さんの眉やメイクの変化をチェックしてみてください。

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著者

TOMOKOのアバター TOMOKO International Makeup Association認定 メイクアップアーティスト (社)ジャパンブロウアーティスト協会代表理事

NY州立大学卒業後、アパレル・企業広報・IT翻訳・人材派遣営業職など様々な職業を経てロンドン、パリのメイクアップスクールに留学。
日本の眉毛エクステの第一人者として、NHK, AbemaTVなどメディア出演多数。
世界初の眉毛エクステ専用コスメEVOKE BROWSはじめ、眉毛エクステ専用商材を国産化粧品として開発。
眉のアドバイザー資格アイブロウマイスター監修、つけ眉毛技術W BROW/ノンケミカルブロウラミネーション技術発明。
メイクアップアーティストとして化粧品開発事業も行う。
美容師免許、調理師免許保有。
サイアートパーソナルカラーアナリスト。

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